カンツォーネとはイタリア語で「歌」という意味です。
日本では主に19世紀から20世紀のナポリ民謡(Canzone Napolitana)のことを指しますが、1960年代以降のイタリアン・ポップスをカンツォーネと呼ぶこともあります。
このページでは誰もが一度は耳にしたことがあるカンツォーネの名曲・人気曲をご紹介します。
フニクリ・フニクラ Funiculì, Funiculà
『フニクリ・フニクラ』は1880年にルイージ・デンツァが作曲したイタリア大衆歌曲です。日本では「鬼のパンツ」で知られているこのメロディは、実はイタリア登山電車のコマーシャルソングとして誕生しました。
オーソレミオ ‘O sole mio
『オー・ソレ・ミオ(私の太陽)』はカンツォーネ・ナポレターナ(ナポリ民謡)の代表曲。輝く太陽と愛する人を重ね合わせた情熱的な歌詞です。原曲のナポリ語をはじめイタリア語、英語、日本語など世界中で歌われている名曲です。
帰れソレントへ Torna a Surriento
『帰れソレントへ』も代表的なカンツォーネ・ナポレターナ(ナポリ民謡)です。太陽が降り注ぐソレントの美しい海岸と、愛する女性が戻るように願う男性の恋心を歌った歌です。ドラマティックなイントロはテレビでもよく使用されてます。
サンタ・ルチア Santa Lucia
こちらも伝統的なカンツォーネ・ナポレターナの名曲です。優雅な三拍子のバルカロール(舟歌)に合わせて、船乗りが船出へと誘う歌です。
忘れな草 Non ti scordar di me
イタリア映画『忘れな草(1935年)』の主題歌です。『帰れソレントへ』と同じくエルネスト・デ・クルティスによる作曲。去りゆく愛する人へ「私を忘れないで これからも愛している」という優しいメロディの切ない歌です。
マリア・マリ Maria, Mari
「オーソレミオ」で有名なナポリ出身の作曲家ディ・カプアの曲です。愛する人を一目見ようと夜ごと彷徨う男性の恋心を歌った切なくて情熱的な歌です。
カロ・ミオ・ベン Caro mio ben
ナポリ出身のトンマーゾ・ジョルダーニ作曲の歌です。「愛しい人よ、私を信じて」愛する女性への一途な愛を伝える男性の心を歌った歌です。朗々と情熱的な曲が多いカンツォーネですが、こちらは本当にしっとりとした美しいアリエッタです。
以上、カンツォーネの名曲7選をご紹介しました。
「愛する人よ」「戻っておくれ」「忘れないでおくれ」「信じておくれ」
このようにカンツォーネは愛する女性への切ない恋心を歌っている歌が多いですね!
男性の皆さんはぜひ練習をして愛する女性に聴かせてみてください。