カンツォーネ

ゴンドリ・ゴンドラ 歌詞の意味・解説

ゴンドリ・ゴンドラ(Gondoli, Gondola)」はヴェネチアの舟歌。
軽快な6/8拍子のテンポで、思わず口ずさみたくなる明るい曲です。
イギリスの娘とイタリア青年の淡い恋物語を歌っています。

ゴンドリ・ゴンドラ 歴史と解説

ゴンドリ・ゴンドラ(Gondoli, Gondola」は、レナート・カロゾーネ(Renato Carosone 1920-2001作曲、 ニコラ・サレルノ(Nicola Salerno 通称:Nisa 1910-1969が作詞。1962年のサンレモ音楽祭でセルジオ・ブルーニ(Sergio Bruni 1921-2003)が歌い、3位に入賞した曲です。

レナート・カルゾーネはナポリ出身の著名な音楽家です。歌手、バンドリーダー、ピアニスト、作曲家、作詞家として多岐に渡り活躍しました。
若干17歳でナポリ音楽院を卒業後、バンドリーダーとしてアフリカに渡り、エチオピアの首都アディスアベバで約10年間ピアニストとして活動します。第二次世界大戦終結後の1947年にイタリアに戻ってからは、イタリアをはじめ世界的に有名なミュージシャンとして活躍しました。

レナート・カルゾーネとニコラ・サレルノの2人はお互いをよく知りあった友人であり、長年に渡って数々の名曲を生み出しました。カルゾーネの小さなアイデアを元に、サレルノはストーリーを広げて作詞をしていたと言われています。
彼らの代表作「Treno」は12ヶ国語に翻訳され、1958年にはアメリカでベストセラーとなりました。

「ゴンドリ・ゴンドラ」もまたカルゾーネとNisaのコンビネーションによって生まれた名曲のひとつです。

本場ヴェネチアのゴンドラ・ツアーでは、ゴンドラに歌手が同乗しカンツォーネを歌ってくれるそうです。「ゴンドリ・ゴンドラ」はそんな時にぴったりの歌です。
また、近場では東京ディズニシーの「ヴェネチアン・ゴンドラ」というアトラクションでは、ヴェネチア気分を味わうことができます。船頭のゴンドリエがカンツォーネを歌ってくれますが、噂によると「ゴンドリ・ゴンドラ」を歌っていることもあるそうです。

ゴンドリ・ゴンドラ 原曲歌詞と日本語訳

Un inglesina, sul Canal Grande
guarda la luna, sospira e fa:
Gondola, gondola,gondolì,
gondola, gondole.

イギリス娘が カナル・グランデで
月を眺めて ため息をつく
ゴンドラ ゴンドラ ゴンドリ
ゴンドラ ゴンドリ

Un fornareto sentimentale,
s’affaccia al ponte e canta così:
Gondola, gondola, gondolà,
gondola, gondolì.
センチメンタルなパン屋の青年が
橋の上から歌う

Lei gli sorride, lui fa l’occhietto
e, tutto a un tratto, nasce l’amor.
彼女は微笑み 彼はウインクする
その時 愛が生まれる

Ogni notte a Venezia,
con un quarto di luna,
scivola sulla laguna
il più bel sogno d’amor:
毎夜ヴェネチアでは 三日月の下を
美しい愛の夢が ラグーナをすべる

Gondola, gondola, gondolì,
gondola, gondolà.
Gondola, gondola, gondolì,/gondola, gondolà.

Vola colomba, il sole indora
il vaporetto se ne va…
羽ばたく鳩 輝く太陽
ヴァポレット(水上バス)は去りゆく
Gondola, gondola, gondolì,
gondola, gondolà.

Sul Canal Grande resta una scia…
Anima mia non mi lasciar…
カナル・グランデに残る跡
僕の魂、僕を見捨てないで

Gondola, gondola, gondolì,
gondola, gondolà.

Se mi vuoi bene, pensami un poco,
scrivimi tanto, non mi scordar.
僕のことを好きだったら 少し考えて
手紙をたくさん書いて 僕を忘れないで
Gondola, gondolì.
Gondola, gondola,
Gondola, gondola,
gondola, gondolì.

ゴンドリ・ゴンドラの動画

こちらは1962年にサンレモ音楽祭で「ゴンドリ・ゴンドラ」を歌って3位に入賞したセルジオ・ブルーニが歌っています。